2016年新春号

介護支援センターなごみ15周年

この冬は温暖との予報ですが、皆様事業所におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素、当社介護支援センターなごみの居宅介護支援、訪問介護、2カ所のリハビリデイ事業に対しまして、ご理解とご支援を賜り厚く御礼申し上げます。当社では

一人ひとりの住み慣れた地域での生活を大切にしたい

一人ひとりのそれでも歩きたい その夢を大切にしたい

そういう経営理念のもと、在宅高齢者の地域生活支援を中心に、特にデイではOT・PTによる機能訓練に力を入れた事業運営を進めて参りました。気がつけば15年、これも一重に各事業所様のご支援によるものと感謝申し上げます。これを機に、当社のホームページをリニューアルしましたので、ご高覧の程お願いいたします。

 

平成27年度の改定で要支援の方の今後は

走りながら考える日本の介護保険事業は、まさに猫の目のように3年毎に目まぐるしく変わる。今回もまた大きな改定で、予防は市町村主体の地域支援事業に3年かけて移行されます。厚木市では早々に実施の手を上げ、全国の情報を集めながら私達介護事業所との意見交換をしながら、鋭意新規事業の構成に努力されています。

しかし、この新総合事業はご存じのとおり、主に自治会やボランティア等地域の資源を活用して地域の中で要支援者の自立を支援しようというのです。さらに要支援の方の介護報酬の減額ということになりましたので、私達介護保険事業所は要支援者の受け入れに二の足を踏まざるを得ない状況です。ただ、要支援者を多く受け入れている小規模デイでは、午前と午後の二部制にしてこの荒波を乗りきろうという所もあります。まずは地域資源の発掘と養成です。市の頑張りに私達も応援したい。この厚木市に介護難民を作らないためにも。

介護支援センターなごみ 代表取締役 松尾 文夫

 

『貯筋』をしましょう

年を重ねても元気に暮らしたい

安全に楽しく筋肉を鍛えよう

 

貯金ではなく、『貯筋』です。

平均的な生活をしていても、活動量は年齢とともに低下していることが多く、50歳以降は筋肉が一年間に1パーセントずつ萎縮しているといわれています。

突然な病気や怪我はだれにでもあるリスクです。貯筋がないと、病気や怪我が治っても、歩けなくなってしまうことになりかねません。普段から意識的に貯筋をしておくことで、なにかあっても歩ける、自分らしく暮らしていける生活ができるのです。

例えば・・・

・しっかり「貯筋」している人

2週間入院・・・今までと同じ生活ができる。「貯筋」は減ってしまったけど、まだ余裕があるから大丈夫!!

・今の生活に困ってないからと「貯筋」をしていない人

2週間入院・・・なかなか筋力が戻らず動けない。筋肉も貯めておけばよかった・・・。

 

筋力トレーニングの効果

90代であっても、筋力トレーニングによって、筋力は増強します。

また、専門のマシーントレーニングでなくても、正しい知識があれば、椅子に座ってでも、壁やテーブルに手をついてでも、家庭での環境で手軽に行えるものです。

デイサービスなごみでは午前中は椅子に座って60分のグループ訓練を行っています。午後は持久力とバランス機能を訓練できる様々な障害を用意したウォーキング訓練を行っています。通いはじめは体を動かすのが億劫だった利用者様もだんだんと楽しく、体を動かすのが心地よくなってくるように各自に合わせた内容にしています。

 

利用者様の中にはもう5年、8年と通いつづけ、今も変わらず独居やご夫婦でお元気に暮らしていらっしゃる方が大勢います。「もうこんな年になっちゃったわよ」と笑顔でお話ししてくださいます。「かわらず、すごせるのはなごみのおかげ」という言葉を職員も励みに、楽しく心も体も動かせるサービスを提供していけるよう努力をしています。